超微粒子含浸性コンクリート養生剤サンマテラーアクアバンク
コンクリート養生剤比較表
コンクリート養生剤納入実績PDF
那覇市、団地建て替え工事にてサンマテラーアクアバンクが採用されました。工期短縮、品質の向上に貢献しました。
養生剤を高圧洗浄機で散布する動画アップしました。
タンク・ホース内で養生剤が固まらないので高圧洗浄機が
安心してお使いになれます。また、洗い通しの必要もありません。
建築スラブに養生剤を散布・動画
ブロックに養生剤を散布・動画
製品概要
サンマテラーアクアバンクは、超微粒子ケイ酸水溶液を主成分とするコンクリート養生剤です。 脱型直後のコンクリートに塗布することで速やかに含浸しながら長期に渡りコンクリート中の未水和の水酸化カルシウムや遊離石灰、アルカリ金属イオン等と反応し不溶性で非晶質なゲル状物質を生成。乾燥収縮ひび割れ及び中性化低減の効果があります。
特徴
・乾燥収縮ひび割れ低減
・中性化低減
・コンクリート品質の向上(圧縮・曲げ・長さの改善)
・作業性・経済性の向上(人工の低減・日曜日、養生作業なし)
・上塗付着を妨げない
・環境負荷低減
1.乾燥収縮ひび割れ低減
コンクリート脱型直後よりコンクリート表層からの水分蒸発が盛んになります。表層部の水和反応に必要な水分が十分でないうちに硬化すると表層部の硬化組織は低密度となり更に奥部の水分も毛細管空隙を伝わって外に蒸散していきます。この連鎖により密度の低いコンクリートになります。密度の低いコンクリートほど、毛細管空隙が多い為、乾燥収縮ひび割れは多くしかも長い時間にかけて発生します。 サンマテラーアクアバンクは、脱型直後に塗布することでコンクリート表層部の水和反応を促進させて硬化組織を緻密化させコンクリート内部の水分蒸散を防ぎ乾燥収縮ひび割れを低減します。
2.中性化低減
大気中の二酸化炭素は常時、コンクリートに侵入し、コンクリート中の水分と反応し炭酸となります。生成される炭酸は、水酸化カルシウムと結合して炭酸カルシウムとなります。その過程において、水酸化カルシウムのアルカリは消費されていきます。コンクリート硬化組織の大半は強アルカリの水酸化カルシウムですが炭酸カルシウムが増えるのに比例してアルカリ消費が進行しコンクリートの中性化が進行します。 テトラポッドのような無筋のコンクリートであれば中性化自体は問題となりませんが鉄筋コンクリートの場合、中性化=鉄筋の腐食そして爆裂という経時を取ります。 サンマテラーアクアバンクは、強アルカリでありコンクリート中にアルカリ付与します。また長期に渡り未水和の水酸化カルシウムと反応しながら緻密な硬化組織(ケイ酸カルシウム)を生成していく為、二酸化炭素から炭酸カルシウムへ変換される化学的反応が低減されます。
下図はコンクリートの中性化を確認する為に供試体断面にフェノールフタレイン溶液を塗布しています。(平成26年6月4日塗布 1年7ヵ月後、断面確認)
※図をクリックで拡大できます。
含浸養生は平均値0.5㎜の中性化を確認。
※図をクリックで拡大できます。
散水養生は平均値3㎜の中性化を確認。
3.コンクリート品質の向上
サンマテラーアクアバンクの化学的反応は長期間に渡ります。 コンクリート中の結晶増殖による硬化組織の緻密化は圧縮、曲げ強度の増進傾向として確認されます。
4.作業性、経済性の向上
従来のコンクリート脱型直後の初期養生は散水+シート養生でした。 5日間以上湿潤養生期間を設ける必要があり養生撤去までは他の作業工程に入ることが出来ません。
サンマテラーアクアバンクは、1回塗布だけで完了する非常に簡易な養生方法です。塗布してコンクリート面が乾燥すれば他の工種の作業に入ることが出来るため工期短縮及び経済性の向上につながります。
5.上塗り付着性
コンクリート養生剤には反射塗料タイプ、アクリルエマルションの被膜タイプ、水ガラス系など塗装タイプがあります。コンクリート表層部の水分蒸発低減、中性化低減などの効果を得る為に一時的に有効な方法と言えますが、モルタルや塗料などの上塗りの付着性については充分とは言えません。 サンマテラーアクアバンクは、上塗りの付着性を阻害せずむしろ均一な付着性が得られる為、プライマー効果として使用出来ます。
6.環境への負荷低減
サンマテラーアクアバンクは、無機ケイ酸水溶液で含浸タイプ、被膜形成はゼロですので他の塗装系養生剤と比べると紫外線劣化、水、熱サイクル、波力などによる塗膜の劣化、剥がれ、流失はありません。 また溶出試験においても安全性が確認されていますので水中や海中に設置するコンクリート対象物への養生剤として最適です。
アクアバンク塗布による効果
■ コンクリートの乾燥収縮ひび割れ低減
■ コンクリートの中性化低減
■ コンクリートの品質向上
塗布対象
■脱型直後の新設コンクリート
■新設コンクリート
■新設スラブ■新設各種ブロック
使用要領
㎡当たり塗布量 : 0.2㍑/㎡
1缶当たり容量 : 18㍑/缶→3倍に希釈(原液18㍑+水36㍑=54㍑)
コンクリート養生剤比較表
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